横浜市水道局指定工事店｜旭区

当店ではトイレのつまりをはじめとして、「排水・下水の詰まり解消」を主な業務内容として活動しております。

このページでご紹介する修理事例は横浜市旭区の笹野台という町で発生した「キッチン排水溝のつまり」です。

普通はキッチン排水溝つまりの解消作業は室内行われるものと思われるかも知れません。

しかし今回のケースの場合は、水が流れないくなっている原因が、家の中の「キッチン」ではなく、家の外にある排水管の中にあったのです。

写真はお家の敷地内にある「排水ます」です。

そして黒いホースは、高圧洗浄を行う際に排水管の内部に挿入する「洗管ノズル」になります。

今回のキッチン排水溝つまりを解消する手段として選んだ方法は、高圧洗浄と薬剤洗浄の併用です。

「排水ます」とは、地中の排水管の点検や清掃の際に使用するもので、パッと見は「小さいマンホール」のようです。

台所やお風呂、トイレなどは当然ながら室内にあり、室内で使用されます。

しかし、そこから排水された汚水は下水道本管まで運ばれなければなりません。

その汚水運搬の役割を果たすのが「敷地内排水管」です。

排水管は、室内の排水設備（このケースではキッチンの流し台）から道路の地下にある下水道までをつないでいて、「雨水管」「汚水管」「雑排水管」という三つの種類があります。

今回のトラブルの原因になったのは、このうちの「雑排水管」の内部閉塞（へいそく）でした。

「雑排水管は」トイレを除く、台所やお風呂場などの排水設備から流れ出る汚水を運ぶためのパイプで、その太さは５センチほどです。

この５センチの太さの排水管の内部が極端に汚れてしまうと、今回のような排水口の詰まりトラブルが発生します。

「排水ます」は画像のように敷地の中にいくつも点在しています。

敷地内にある排水ます（小さいマンホール）は、地中配管の不具合を点検し、掃除するための設置された「掃除口」です。

道路の場合はマンホールの下に下水道管が埋まっているのと同様、小さく丸いマンホールの真下には「排水管」が通っています。

建物によっては、この「排水ます」の数が足りなかったり、中には全くなかったりするものもありますが、そうなると排水溝つまりが発生した時の修理が非常に難しくなります。

排水桝は目立たない設備ですが、非常に重要な排水設備なのです。

こちらのお客様のお宅は、しっかりと規定通りに排水ますが設置されていましたので、すぐにキッチン排水溝つまりの解消作業に取り掛かることができました。

白い石のように見えるかたまりは、「スカム」と呼ばれるキッチン排水溝つまりの原因物質です。

スカムは台所から排水された使用後の水に含まれる油脂成分が固形化したものです。

上記したとおり、台所の排水管（雑排水管）の太さは約５センチしかありませんから、こんなに大きな石のような汚物が詰まってしまったら、水が流れなくなるも当然といえば当然です。

しかし、この様なケースは決して少なくはなく、排水管のメンテナンスをしていない建物の多くは、この事例と同様に排水管の中に沢山のスカムが溜まっていることが多いです。

パイプの内側にへばりつくように堆積したスカムが、ある一定量を超え、何かの拍子に剥がれ落ちると今回のような「排水の詰まりトラブル」が発生するのです。