川崎市高津区内のマンション漏水で緊急出動
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現地は川崎市高津区内の低層住居専用地域です。
三階建ての低層マンションの漏水を直すために現地に急行しました。
電話でお伺いした内容は、一階の自転車置き場あたりから水が噴き出しているとのことでした。
現地に到着してみると、一階の共用部分の廊下から、かなりの勢いで水が噴き出しており、自転車置き場はプール状態でした。
こちらの物件は築40年弱の鉄筋コンクリート三階建です。
最近、受水槽と加圧ポンプを撤去して水道直結方式の給水工事をしたそうです。
モルタルをはつりながら、漏水箇所を追って行くと、40ミリ径の給水管が見えましたが、案の定、新しく引き替えた部分は塩ビ管で、古い給水管は鉄管でした。
その切り替え部分の、L字の曲り角あたりからすごい水圧で水が噴き出していました。
この近辺は最近、水道直結(ポンプを使わずに水を上階まで上げる)に切り替える工事が進んでいるので、給水圧が高い地域であったかも知れません。
老朽化した鉄管の弱い部分が圧力に耐え切れず破損したことが今回の水漏れ(漏水)の原因です。
一時止水のための水道工事
お盆休みに入り、材料屋さんや同業の仲間も休みの上、今日は日曜です。
地中に埋設された劣化した鉄管からの水漏れで、しかも4センチもの管径のパイプが破損したものを、その場で完全に直す事は不可能です。管径が太いのでかなりの流量です。
とにかく、一時的に噴水状態の水を弱めることが、短時間で出来うる事の全てです。
漏水箇所を発見した後は、トイレにつかうフランジガスケットと、防蝕テープ、それにトタンと番線(針金)を使用して、補修しました。
残りの工事はかなり大規模になってしまう可能性が高いと思われますが、とりあえず、お盆が明けるまでの緊急措置を施しました。本復旧は、お盆明けになります。