洗濯機の蛇口をかべぴた水栓に交換
東京都杉並区。
五日市街道にほど近いマンションが現場です。
今回頂いたご相談は、洗濯機の買い替えに伴い、蛇口の高さが合わなくなってしまうので、位置を上げてもらいたいとの事です。
今までは全自動の洗濯機を使っていたが、ドラム式に買い替えたとのことです。
外した蛇口はごく一般的な、首振りの「単水栓」でした。
偏心管を兼ねた洗濯専用単水栓を取り付けました。「かべぴた水栓」という商品名の物がありますが、大型の洗濯機に入れ替えをした際に、洗濯機本体と蛇口が抵触しないように出っ張ることなく、高さを変えられる優れモノです。
洗濯機のホースをつないで施工完了です。
ドラム式の洗濯機の普及に合わせ、このような便利な蛇口も製造されています。
【水栓金具のまめ知識】単水栓とは?
単水栓とは、水なら水だけ、お湯ならお湯だけがでる蛇口のことです。
それに対し、混合水栓とは文字の通りで、お湯と水が混ざって出るタイプの蛇口です。
この混合水栓ですが、最近の主流はシングルレバー式というものです。
シングルレバー式の蛇口は、ひとつのレバーを上げ下げすることで吐水と止水、左右にスライドすることでお湯と水の分量を調整できる仕組みになっています。
このシングルレバー式の混合栓、非常に便利なのですが弱点もあります。
バルブ式(くるくる回す蛇口)に比べると、比較的壊れやすいのと、壊れたときの部品代がバルブ式より高いのです。
台所やお風呂、洗面所の湯水混合栓には、2バルブ式の蛇口も検討の価値ありだと思います。
壊れにくく、万一水がポタポタ垂れるなどの故障が起きても、コマパッキンの交換で簡単に直ってしまいます。
そんな理由で、私個人としては、2バルブ式のくるくる回す蛇口が好きです。