排水マスの交換工事 (杉並区の修理事例)
5月14日 東京都杉並区成田東。
排水桝(はいすいマス)の修理事例です。
建物全体の排水不良のご相談で点検に伺いました。
トイレだけはふつうに流れるのですが、お風呂と洗面所の流れが悪い状態が長期間続いているとのことです。
室内の設備点検をすると、台所の排水もあまりよくありませんでした。
これはトイレ以外の生活排水が流れるパイプに何らかの故障が起きている可能性があります。
トイレの汚水が別ルートで配管された「分流式」の排水方法の可能性が高いと判断し、配管ルートを調べてみました。
排水管の配管ルートの途中には、排水桝(はいすいます)という点検口の役割をする小さなマンホールがあります。
そのマンホールの中が破損していることが判明しました。
画像は排水桝の修繕工事の模様です。
排水桝(はいすいます)が破損したり沈下したりすると、排水管の中を流れる水がマスの部分で停滞してしまい、うまく排水できなくなってしまいます。
そのような場合は、排水桝を部分的に修理したり、交換することで排水不良は直ります。
今回は排水桝、1か所を交換することで、排水不良トラブルを解消しました。
原因は敷地内の排水桝の破損でした
上記のとおり、排水桝は地中に埋まっている排水管の中継基地のような役割をするマンホールです。
排水桝が設置されていないと、排水管のメンテナンスが出来ません。
トイレ、キッチン、お風呂、洗面所、洗濯機置き場で使用された水は、汚水として敷地内から下水道に排水されます。
室内で使用された水は、排水管を流れて室外に排出され、敷地内の地中にうまっている下水管を経由して、道路の地下にある下水道本管に流れる仕組みになっています。
地中にうまっている下水管、排水管が詰まってしまった場合、その部分のつまりを抜くなどの修理をする必要がありますが、その際に排水管内部の状態を知るための重要な役割を果たすのが排水桝です。
室内全体の排水不良が起きた時は、排水桝と排水パイプのつなぎ目部分がずれていたり、排水桝自体が劣化などで壊れている場合があります。
今回の故障の原因がまさにそれで、排水桝と排水管のつなぎ目の接続不良でした。
今回は、排水桝を1か所交換することでトラブルが解消されました。