水中ポンプ(汚水ポンプ)交換工事 世田谷区の事例

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汚水用水中ポンプの故障 世田谷区東玉川

6月14日 世田谷区東玉川。

都心部では土地に対して大きな居住空間を確保するために地下部分に居室を設けることが少なくありません。

その場合、地下に汚水や雨水をくみ上げるためのポンプを設置します。

今回のご依頼はこの汚水用水中ポンプの更新工事です。

現地は閑静な住宅街で、半地下を備えた3フロアの一戸建てです。

汚水用の水槽を見ると、ポンプが停止したせいで内部が満水状態になっています。

まずは汲み取りをします。

汚水を抜いたら、故障したポンプの撤去作業をします。

汚水槽の形状がたこつぼ型で、入り口は狭く内部が広くなっています。

かなり深さもありますので注意して内部に入ります。

こちらは引き上げたポンプです。

二台の汚水ポンプが沈められており、交互に動く仕組みになっている「二機交互運転」のタイプです。

取り出した故障したポンプは、付着した汚物で真っ黒です。

新しいポンプを設置するための配管を加工します。

こちらは満水センサーです。

こちらは故障していなかったため、ポンプの交換が完了したのち、再設置しました。

ポンプの交換が終わったら水を張って動作確認をします。

二台の新しいポンプがおのおの稼働し、水をくみ上げるのを確認しました。

水中ポンプの交換工事はこれにて終了です。

汚水用水中ポンプの基礎知識

汚水をためる水槽を「汚水槽」とか「汚水ピット」と呼びます。
(正確には汚水槽内のポンプの下の、床面にあるくぼみをピットといいます。)

では、そもそも汚水槽がある家と無い家では何が違うのでしょうか?

市街地は都市計画法に則って形成されますが、家を建築する場合、きびしい高さの制限を受ける地域もあります。

高さの制限がある場所で広く居住空間を取る場合、半地下にして3階建にすると容積率の緩和措置を受けられ、大きな家が建てられるというメリットがあります。

しかし、半地下の駐車スペースなどの場合、前面道路の下水道より低くなってしまうため、一度くみ上げないと排水が出来なくなってしまうのです。

なぜなら、排水(下水)は川が流れるのと同じように重力に従って低い方へと流れる仕組みになっているからです。

そこで、一度、汚水ポンプで高い位置まで汚水をくみ上げて、そこから滑り台に流すように下水道へと汚水を送るのです。

さて、この汚水用の水中ポンプが故障してしまうと、汚水ピットが満水になるため、お家の中の汚水を排出することが出来なくなります。

汚水ポンプの寿命はだいたい7年から12年くらいです。

今回は使用年数から見ても完全に寿命による故障でしたので、交換工事をさせていただきました。

当店では交換が完了するまでの汲み取りは何回でも無料で行っておりますので、お客様にはご不便がないように配慮させて頂いております。

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