川崎区の店舗改修に伴う水道工事
【水道マメ知識】排水配管のかなめとは
水道管には大きく分けると、2種類あります。
キレイな水を供給する給水管と、使ったあとの汚水が流れる排水管です。
その地区にもよりますが、給水管には約0.3Mpa(メガパスカル)の水圧がかかっていますので、パイプの勾配に関係なく、流れて行きます。
3階位まではポンプの力を借りなくても水が上がって行きます。
しかし、排水管を流れる汚水は傾斜に従って低い方へ流れていく仕組みになっています。
地下などの排水はポンプの力を借りて地上まで一度引き上げる必要があります。
基本的に水流に圧力がかかっていませんので、排水管の配管をする時は傾斜の角度が非常に大切になります。
トイレの汚水管などの場合、傾斜が急すぎるとパイプ内に汚物が置き去りにされて水だけが抜けてしまうこともあります。
逆に傾斜が緩すぎれば、汚物を運ぶ水の力が不足していまいます。
もっともマズイのは<逆勾配>です。
排水管の傾斜が逆になってしまっている状態のことで、修理の現場でたまに見かけることがあります。