地下の排水ポンプ交換 施工事例(東京都目黒区)
東京都目黒区祐天寺。
汚水を汲み上げる水中ポンプが故障した事例です。
地下のドライエリアに設置された水中ポンプから異音がするとのことで、調査に伺いました。
伺った時は完全に故障して動いていない状態で、交換する必要がありました。
こういった場合はポンプ本体を交換する方が、修理するより費用も時間も少なく済みます。
引き上げた水中ポンプとこれから設置する新しいポンプです。
寿命により故障した水中ポンプは型番を特定するのが難しいくらいに錆びています。
電圧と汚水ピットの大きさから適合機種を割出して準備しました。
交換工事終了前。
電源をつなぎ、試運転をします。
浮き玉が上がるとポンプは静かな作動音を発しながら汚水を汲み上げ始めました。
工事完了です。
水中に沈んだまま、長い年月にわたり動き続けている排水ポンプが故障した場合、修理に出すとかなり時間がかかる上、交換するのと同じか、それより高い費用がかかってしまう場合があります。
その為、年月が経って故障した場合は、今回のように新しいポンプに交換することが多いです。
寿命の目安としては早いもので7年くらいですが、長持ちするものは15年経っても大丈夫なものもあります。
平均的には7年から12年くらいが水中ポンプの平均寿命と言われています。
汚水ポンプと湧水ポンプ【まめ知識】
水をくみ上げるポンプにはさまざまな種類があります。マンションなどの高層建築物の屋上に水をくみ上げる加圧ポンプ、井戸水をくみ上げる井戸ポンプなど、いろいろな場所でいろいろなポンプ使われていますが、今回の事例で交換したポンプは、汚水を汲み上げる為の汚水用水中ポンプです。このタイプのポンプには雨水に混ざった枯葉や、汚水の中のトイレットペーパーなどを粉砕するプロペラ状の粉砕機が付いています。わき水を汲み上げる湧水ポンプ(ゆうすいぽんぷ)と形がとても似ていますが、使用用途が異なるため、全くの別物と言っても過言ではありません。