食洗器用蛇口の取付け
東京都狛江市。
まだ緑の多い地域に建つマンションにお住いのお客様からのご依頼です。
食洗器を取り付けたいんですが、最近蛇口がモデルチェンジして「食洗器分岐用金具」をメーカーがまだ製造していなくて困っています、とのご相談です。
写真のような形の蛇口を「シングルレバー式混合栓」と呼びますが、台座の部分が横に広がったタイプは現在は少なく、ワンホールタイプという円筒形のものが多いです。
なんとか、モデルチェンジの直前の部品を探し回り、無事に食洗器の取り付けは完了しました。
お客様は非常に忙しい方で取付日の指定があったため、今回の場合、蛇口と分岐金具の両方を交換しないと食洗器の取り付けが不可能だったケースです。
写真右が古い蛇口と新しい蛇口を並べたものです。
同じタイプの蛇口ですが、手前の古い方の蛇口は20年前のシングルレバーです。
海外出張などで本当にお忙しいお客様でしたが、おたくが一番対応が速かったし、良かったよ、とお褒め頂きとても嬉しかったです。
食洗器取付の際のおすすめ蛇口は?
食洗分岐のやり方には、おおむね2つの方法があります。
一つは、今回のように蛇口にパーツを組み込む方法。
もう一つの方法は、蛇口本体に元々分岐口がついている蛇口を取り付ける方法です。
ケースバイケースではありますが、本来おすすめの方法は、もともと分岐口がついている蛇口に交換してしまうやり方です。
その理由は、分岐用のパーツを組み込むと蛇口の高さが高くなってしまうからです。
蛇口本体の長さが長くなってしまうということです。
蛇口の垂直な部分が長くなると「頭でっかち」な状態になるため、「ぐらつき」を起こしやすくなってしまいます。
パーツを組む必要のない、分岐口付きの蛇口の場合、高さが伸びてしまうこともなく、また分岐口が蛇口の最下部についているため、ぐらつきが起きません。
今回は、いろいろな事情があり、少し特殊なケースでしたが、食洗器をつける場合は、品番にもよりますが費用が極端に変わらないなら、分岐口付きの蛇口に交換してしまった方が良いと思います。後々のトラブルもなく、確実に長持ちすると思います。