汚水桝からトイレットペーパーがあふれた（東京都府中市）

トイレットペーパーがあふれ出していたのは「汚水ます」というトイレの汚水が流れる排水管の点検口です。

トイレから排出された汚水は、便器を通過した後、家が面している道路の地下に埋められた「公共下水道」に放流されます。

そして、家の中から下水道本管までの間をつないでいるのが、トイレの排水管である「汚水管」、更にその汚水管のところどころに設置してある小さいマンホールのようなものが「汚水ます」です。

この汚水桝からトイレットペーパーがあふれ出すということは、家の中にあるトイレの流れも悪くなっていたはず。

お客様によれば、トイレの排水不良は数か月前から現れていたが、流れが悪くなると、ご自分で「スッポン」で修理していたそうです。

スッポンをやると、その時は流れが回復するので、なんとなくそのまま過ごしていたそうですが、今回はどうやら詰まっていたのはトイレではなく、地中に埋まった下水管（汚水管）だったようです。

下水管がつまっている状態で便器に圧力をかけると、詰まっている部分より家に近い側にある汚水桝は、その圧力に押されてあふれます。

それが今回のトラブルの原因です。

今回の措置は、排水管の内部をワイヤーと洗浄機を用いて清掃する方法を用いました。

排水管高圧洗浄後はトイレの流れも通常に戻りました。