トイレがつまって水位が上がってしまう事例(千葉市中央区)
トイレつまりの施工事例です。
7月7日、場所は千葉市の中央区です。
ちょっと汚い写真で恐縮ですが、このトイレトラブルが発生した原因と解消方法についてご紹介しますね。
まずは発生原因ですが、原因は単純でペーパーの流し過ぎだったようです。
トイレつまりのトラブルは、修理が完了した時点で原因物質が流れてしまうため、何がどれくらい詰まっていたかを後から正確に知ることが難しいケースが多いです。
固形物の混入が原因の場合なら、詰まりの原因を摘出する必要があるため、手元に原因物質が残ります。
しかし今回のケースのように便器を吸引して詰まりを貫通させてしまった場合、原因物質は流れ去ってしまいます。
ではなぜ「大量のペーパーが原因である」とわかるのでしょうか?
吸引で直せるのはペーパーによる詰まりだけ
写真は修理後のトイレです。
使用した器具は、業務用の真空ポンプです。
真空ポンプは、便器を吸引したり逆に加圧したりして詰まりを抜く道具ですが、便器内に携帯電話やおもちゃ、あるいは検便の時に採取するカップなどが詰まってしまった場合には使用できません。
いくら吸引しても便器の深部にある固形物を引き出すことは難しいからです。
逆に加圧してしまうと、押し流すことができず、詰まりがもっと硬くなってしまいます。
今回のように便器の水位が上がったままの状態になってしまう場合、硬い排泄物とペーパーが原因になっているケースが非常に多いです。
一見重症に見えるトイレつまりのトラブルでも、原因は比較的軽いというケースがありますが、今回はまさにそのパターンでした。
真空ポンプで強めに何度か吸引すると、高止まりしていた便器内の水位がスーッと引いていきます。
そして最後にタンクのレバーを回すと、残留していた汚水もきれいに流れ去りました。
このように「吸引したことで詰まりが解消した」という事実が、詰まりの原因物質は排泄物とペーパーであったということを示しています。